減塩と聞くと大人が心がける印象がありますが、実は子どものころからの減塩がとっても大切です。
特に日本人は他の国と比べて、食塩摂取量が多いと言われています。
塩分過多な食事にならない為に、子どものころからの減塩を意識してみませんか?
お子様に食事を準備するご家族の方は必見です!
子どもと減塩を心がけよう!日本人の食塩摂取量の目安
厚生労働省の【日本人の食事摂取基準】では、成人一日当たりの食塩摂取目安を男性8g未満、女性7g未満と目標値を定めています。
しかし、多くの日本人が目標値を上回る現状。
大人になってから減塩に挑戦したり、食生活を変えることはとても大変です。
そのため、子どもの頃から薄味に慣れることがとても大切ですね。
また、毎月17日は「減塩の日」なのでご家族で減塩について考えてみてはいかがでしょうか?

子どもの食塩摂取量の目安
大人の食塩摂取量の目安と、子どもの食塩摂取量の目安は違います。
そのため私たち大人の食事に子どもを付き合わせてしまうと、子どもにとっては塩分の多い食事になってしまうのです。
厚生労働省の【日本人の食事摂取基準】では、一日当たりに必要な子どもの食塩摂取量の目標値が設定されています。
生後0ヵ月~5ヵ月 | 0.3g |
---|---|
生後6か月~11か月 | 1.5g |
1歳~2歳 | 男子3.0g未満 女子3.5g未満 |
3歳~5歳 | 男子4.0g未満 女子4.5g未満 |
6歳~7歳 | 男子5.0g未満 女子5.5g未満 |
8歳~9歳 | 男子5.5g未満 女子6.0g未満 |
10歳~11歳 | 男子6.5g未満 女子7.0g未満 |
12歳以上 | 男子8.0g未満 女子7.0g未満 |
と定められています。
子どもの頃から食塩摂取量を減らすためには
毎日の食事の中で、食塩量を見直せることが沢山あります。
今日から始められる簡単な方法をご紹介するので、子どもの減塩に取り組みたい方はご参考にしてみてください。
- 食塩が少ない調味料や加工食品を選ぶ
- 汁ものは具を多くし、だしや食材のうま味を生かす
- 麺類のスープは全て飲まない
- 漬物・佃煮・魚卵には塩分が多く含まれているので、量を決めて食べる
- 香味野菜・香辛料・お酢・レモンなどの酸味を活用する
- 調味料のつけすぎ、かけすぎに気を付ける
- 外食や市販のお惣菜やお弁当は塩分が高めなので、量を調整して食べる
- スナック菓子やせんべいは、量を決めて食べ過ぎないようにする
食事は調味料の味に頼るのではなく、食材本来の味を楽しみましょう。
子どもが濃い味に慣れてしまわないよう、日ごろから塩分を摂るときは細かくチェックをしてみるといいですね。
調味料に含まれている塩分
普段使っている調味料に含まれている塩分量を把握しておくことで、毎日の料理や食事のヒントになります。
薄口しょうゆ | 大さじ1(2.6g)小さじ1(0.9g) |
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薄口しょうゆ | 大さじ1(2.9g)小さじ1(1.0g) |
米味噌 | 大さじ1(2.2g)小さじ1(0.7g) |
ウスターソース | 大さじ1(1.5g)小さじ1(0.6g) |
マヨネーズ | 大さじ1(0.3g)小さじ1(0.1g) |
ケチャップ | 大さじ1(0.5g)小さじ1(0.2g) |
想像以上に多く含まれている感じがしますね。
この表をもとに、減塩を意識した料理を作ってみてはいかがでしょうか?
子どもの頃から減塩を意識すれば健やかな成長につながる!
子どもの健やかな成長を考えて、今日から早速減塩を開始しましょう!
食材本来の美味しさを、是非ご家庭でも楽しんでみてはいかがでしょうか?
健康な体作りは、毎日の食事で作られています。
もちろん子どもだけでなく、子どもの成長を見守る親も減塩を意識して健康を維持しましょう!
例えば、毎日飲むみそ汁なら減塩タイプの味噌を準備すると良いでしょう。
塩分がカットされているからこそ、毎日の食事を安心して食べることができます。
また、簡単に塩分濃度を計ることができる塩分計があると便利です。
毎日食べる食事だからこそ、塩分過多には気を付けていきましょう!
この記事は厚生労働省のホームページを参考に作成しました。
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